左利き考 vasenkätinen

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フィンランドに来て、ちょっと居心地がいいと感じる話を。

私の利き手は左です。母も左。曾祖母も左。でも、母は書くのが右で、食べるのは左。

私は書くのも、食べるのも、日常生活で使う手は左がほとんどです。曾祖母も母も左利き
だったからか、幸せなことに右利きにさせようとする家族は誰もいなかったので、右手は
特定のことをするとき以外は上手く動きません。力が入らないし、感覚がつかめない。

特定の事とは、例えば・・・

ボールなどを投げるときの手。
かぎ針編みをするときの、かぎ針を持つ手。
缶切りを使うときの手。
カメラを持つ手。
パソコンのマウスを使う手。

なぜかボールを投げるのと蹴るのは、小さい時から右利きだったような気が・・・。

かぎ針は、高校の授業で教えてくれた先生が 「私、左手じゃ教えられない。」 と言い切っ
たので、私が右でやってみた。そしたら出来たってことで、逆に右手でしか出来ません。

あとの事は全て右利き仕様になってるか、右手で使い易いようになってるので、知らぬ間
に右手でやっていた、だけです。缶切りも、カメラも左でやろうとすれば、曲芸の域。

あ、マウスは、パソコンを教えてくれた人が右利きだったからですね。


基本的に、ほとんど全てを左手でやろうとしますが、人に教えてもらってやる事だと、その
人の利き手に合わせられます。ただし、生まれて初めてやること限定で。
一度でも左手でやった事があれば、右手の選択肢は消えます。


いまだに左利きを矯正しようとする人がいますけど、右手が良くて、左がなぜ悪いんです?
とずーっと思ってきました。たまたま右だっただけ、左だっただけの話で、なんで左利きが
矯正されるのか納得いってません。

小学生の頃、習字の授業では先生が来たときだけ右手に持ち替えて、先生が見ていない
スキに左手でチャチャッと書いてました。
右で書けと言われて、書いたらへたくそで直される。そりゃそうだ。書けないんだから。
右より上手に書けるのに、左はダメ・・・イヤな思い出しかありません。
根に持っていると言ってもいいです。


ところがどっこい、フィンランドに来てみれば左利きの人がうじゃうじゃ。
日本と比べると、ほんとに ”うじゃうじゃ” いるって感じで、私にはとても居心地が良い。

左利きの人に出会う確立が、もんのすごい高いんですよ。今の実習場所にも一人。
昨日用事で来た職員さんも左利きでした。クラスにも大抵一人から二人はいますしね。
こんなにいっぱい左利きに出会うことなんて、日本じゃほとんどないんですよ、ほんとに。

日本みたいに

「あっ、キミ左利きなんだ?」

っていちいち言われないですし、

「親は矯正しなかったの?」

とも聞かれないですしね。親が左利きなんだから、矯正しようにも説得力がない。


左利きは器用とかじゃなくて、使いづらいと感じつつもそれに慣れているだけというか、
慣らされたというか・・・。右利きに合わせるという点では器用なのかも知れませんけど。

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これはメモリが右から始まっている、左利き用の定規。

なんですがね・・・左始まりの右利き用定規に慣れちゃってるもんで、コレ↑ に慣れず・・・
意味がない。ちなみに、左利きハサミも使うことが出来ません。慣れとは恐ろしい。

最後に・・・英語の right、フィンランド語の oikea という ”右” をあらわす言い方、何とか
なりませんか?rightoikea も ”正しい” やら何やらと良い意味ばっかりで、左利きと
しては、なんか・・・ムカッとくるんですけど。

”左” にも、もっと良いイメージを!
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by tornio | 2009-11-07 07:31 | Suomessa フィンランドで


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