実験 Kokeet

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昨日は、久々に実習着に着替えて、実習室へ。

”起業”の授業も終わって、今週は ”化学”。と言っても、製菓・製パンの化学です。
日本でも勉強したことですけど、フィンランド語で 「不飽和脂肪酸」 とかって言われても、
覚える気にもならない。

tyydyttymättömiä rasvahappoja
テューデュッテュマットミア ラスヴァハッポヤ

言うのもめんどくさい。書くのもめんどくさい。これに ”多価不飽和脂肪酸”

monityydyttymättömiä rasvahappoja
モニテューデュッテュマットミア ラスヴァハッポヤ

が合わさる文章・・・。
格変化したり、比較級なんかで使われると、呪文にしか聞こえない。


で、昨日は実験の日。
スポンジの材料や配合を変えてみる、作り方を変えてみるとどんなスポンジになるか?
というのがテーマ。

私たちの課題は、
「重曹を入れたスポンジ」
「ベーキングパウダーを適量入れたスポンジと、入れ過ぎのスポンジ」
「グラニュー糖よりも結晶の粒が小さい砂糖で作ったスポンジ」
「片栗粉で作ったスポンジと、片栗粉と小麦粉半々で作ったスポンジ」

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結果はこんなふうに。

もともとフィンランドには ”薄力粉” なんてものはないので、いつも使っている小麦粉は
”強力粉”。グルテン質が12%ほどの粉で、パンもケーキも同じ粉で作っているので、
ケーキを作っても、しっとり感やらキメの細かさなんかは、日本のと比べれば劣ります。
なので、そこらへんは求めないことにしています。

実験の結果、重曹を入れたスポンジを切ってみると・・・淡い緑~黄色のグラデーション。
こんな色のスポンジ、初めて見た。

ベーキングパウダー入れ過ぎのケーキは、逆に膨らまず、キメの粗いパサパサケーキ。

結晶が細かい砂糖で作ったケーキは、普通のグラニュー糖を使ったケーキよりもふくら
んで、キメもより細かくなりました。逆に、粉糖で作るとぺちゃんこケーキに。

100%片栗粉で作ったケーキはグルテンフリー。一番よくふくらんで、キメも細かいどこ
ろではない細かさ、色も真っ白。食べてみると、口の中で溶けてしまうスポンジで驚いた。
スポンジがスーッと溶けるっていうのは、おいしく感じないもんなんですね。片栗粉の味
がするスポンジにも、ん~・・・???

それに比べて、50%片栗粉、50%小麦粉で作ったケーキは、適度な弾力とキメの細か
さがあって、ふんわりとやわらかめのスポンジに。それでもやっぱり片栗粉の溶ける感じ
に違和感がありますけど、日本のスポンジに近い気がしましたね。

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切ってみました。

片栗粉が入ったスポンジを切るとき、サクサクッと切れる感触で、小麦粉のスポンジとは
全然違うんですね~。弾力というものがまったくありません・・・って、そりゃそうだ。

フィンランドでスポンジを焼くとしたら・・・50%片栗粉の配分をもう少し減らして作るのが
ベストかな~?それか、細かい砂糖(erikoishieno sokeri )のスポンジかな。
フィンランドのパサっとしたスポンジに慣れちゃったもんで、判断基準がズレてきたかも。

前に片栗粉100%でクッキーを作ってみたところ、何だか生っぽい味がして、ボロボロと
崩れるクッキーで、これまたおいしい!とは言えない代物でした。小麦粉ってすご~い。

こういう実験って、自分でやってみることなんてないですから、おもしろかったです。
ストレスだらけの脳みそも、ちょっとだけリフレッシュ。
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by tornio | 2009-10-29 01:32 | Koulussa 学校で


トルニオでパンとお菓子を学んだ留学奮闘記


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